防犯ガラスの種類と価格比較

防犯ガラスは泥棒対策のために作られたガラスで割れにくいための工夫がなされたガラスです。普通の板ガラスが厚さ3ミリ程度ですぐに割られてしまうのと比較して、防犯ガラスは2枚以上のガラスを強靭な中間膜で接着していたり破りにくいポリカーボネート板などを挟んだりすることで防犯性能が向上しています。とはいえ、防犯ガラスは決して割れないというわけではありません。割りにくくして中に入るまでの時間がかかるようになっているのです。

強化ガラスも強度が強く割れにくいですが、万一割れた場合はガラスが粒状になるという性質上、安全ではありますが防御力を失うので防犯には適していません。

普通のガラスと比較して、2枚以上のガラスを使用している分、防犯ガラスは価格も高いです。
一番安いものでも1㎡あたり3万円ほどします。中間膜の厚みによってその価格はかわってきます。安いものはドライバーなどで音を出さないように割るこじ破りには強いですが、ハンマーなどで音を気にせず割ろうとされた場合、すぐに割られてしまいます。
だからと言って中間膜を厚くしすぎると、防犯性能は高まりますが一般住宅の既存のサッシに入らなくなるという欠点があります。価格も1㎡あたり4万円以上になります。

ガラスとガラスの間にポリカーボネート板を挟みこんだ場合は、中間膜と比較して薄いのに対し、防犯効果は高いです。こじ破りだけでなくハンマーなどで大きな音を気にせず割ろうとされた場合も対応できます。価格は1㎡あたり5万円弱です。